おばあちゃん同士の会話に、心和むひととき。

スーパーの、少し小さな一角に設けられた、いかにも「おばちゃん用」な雰囲気の漂う衣類コーナーを、暇つぶしに覗いていたら、結構使えそうなファッションパンツを見つけた。結構掘り出し物かも・・と、つい幾つか手にとって歩き廻る。やれやれ、これで私もようやく立派なおばちゃんだな・・と、幾分下向き発言になったものの、ふと耳にした会話に笑い出しそうになった。
「これ、かわいいじゃんー!私はこれにせーかいな」
「えー。あんた、そんなんがいいわけー?」振り向くと、私よりもっと年齢のいった「おばあちゃん」同士の会話だった。どんなに年齢がいっても、可愛いものを選びたいんだなぁ、と思った。
「あんた、ちょっと派手じゃなあい?」
「派手だって、あんだって、誰に気をつかうことないわね。嫁さんがくれたのも、こーんな派手なもん、着れんとおもうとったが、今じゃ、そういうのがいいわね」
二人とも、周囲の誰もが聞き取れるくらい、大きな声でしゃべっているものの、純粋な気心知れた人同士のこんな会話を聞いていると、気持ちが和んでくるようだった。